効率化〜スタッフの意見〜【アスクラボメールマガジン2022年10月号】
費やせる時間をいかに増やせるかをメインに考えています。本業とは、営業は
顧客の情報収集および提案活動、技術はお客様の課題解決のための技術習得
とシステム構築、事務部門は決算、資金計画、数字データでの支援などです。
十数年前のことですが、弊社技術部スタッフより次のような意見を聞きました。
技術部の主任の方々は一生懸命業務の対応をしているのに、
部門長(※当時の)がたびたび主任を自席に呼んで長時間アドバイスや
注意をしている。呼ばれた主任がそれで元気になればよいが、
たいていの場合は意気消沈して席に戻ってくる。
これは非常に「非効率的」だと思う。
「長い注意の効果はあるのか?」と自分に置き換えてみると、最初の1分ぐらいは
素直に聞いていても、それを超えて長くなると「そこまで言われることはない」
と思い、10分も過ぎると何を言われたかよりも感じの悪さだけが印象に残り、
モチベーションアップにはつながりません(これは以前のメールマガジンでも
取り上げました)。
また、転職してきた営業部スタッフより次のような意見も聞きました。
アスクラボは会議が短いが、以前の会社はいつも営業会議が
長かった。しかも、直接自分に関係する話は会議時間の一部
だけだったので、正直なところ会議に集中できていなかった。
それは無駄な時間だった思う。
一般的に長く話せば考え方の違いが発生する確率が高くなります。
また、長い会議は褒めることよりできていないことの指摘が多くなる傾向に
あります。そのような会議では、スタッフのモチベーションアップには
つながりません。
冒頭にあげた通り、会社の業績向上のためには本業に費やせる時間を
増やすことが必要だと思います。加えて、スタッフのやる気の向上も
重要です。短い注意・アドバイス、短い会議は効率化に向けた大きな要因
になると感じています。
弊社では、市場の変化や商談・対応の結果報告は、日々登録する「PROナビ」
で確認します。「AIリスク診断」により、PROナビに登録された情報から、
人間が見落としそうなトラブルの芽をつかむことができます。
また、商談の進捗管理・重要顧客のフォローは、「ユーザエネルギー」で
大まかに情報共有を行っています。仕組みを利用することで、なるべく
スタッフの時間を取らない短い会議・マネジメントを心掛けてモチベーション
の向上を図り、業績向上を実現したいと思っています。
アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙