誤差の調整・修正【アスクラボメールマガジン2022年9月号】
経営者層は、過去の実績データやマーケティング調査、資金計画などを基にして、
経営計画や商材・ビジネスモデル等を策定し、管理者層・スタッフに指示を
出しますが、策定した時点ではいわば「仮説」の状況です。仮説を検証する
ためには、最前で市場に接している営業現場のスタッフや、直接物づくりを
行っている技術スタッフの情報・データが必要です。そのためには、
一方通行の指示命令のマネジメントではなく、現場スタッフが仕事をしやすい
ように管理者が支援し、管理者が仕事をしやすいように経営者層が支援する
という、視点的には逆ピラミッド型のイメージでのマネジメントが必要だと
思います。
経営計画や商材・ビジネスモデル等を策定し、管理者層・スタッフに指示を
出しますが、策定した時点ではいわば「仮説」の状況です。仮説を検証する
ためには、最前で市場に接している営業現場のスタッフや、直接物づくりを
行っている技術スタッフの情報・データが必要です。そのためには、
一方通行の指示命令のマネジメントではなく、現場スタッフが仕事をしやすい
ように管理者が支援し、管理者が仕事をしやすいように経営者層が支援する
という、視点的には逆ピラミッド型のイメージでのマネジメントが必要だと
思います。
以前読んだ本に、「ビジネスは買い手の求める価値と提供できる価値の交換が
できたときに成立する」という表現があり共感しました。
経営者層は、過去の経験や実績、ITツールにより取集したデータ、
マーケティングデータ等から市場が求める価値を想定して自社の提供できる
価値(仮説)を策定します。
その仮説が実際に市場が求める価値と一致すれば業績は向上し、
一致しなければ業績向上にはつながりません。市場・お客様が求める価値を知り、
自社が提供できる価値を把握し、仮説との誤差を最小にする必要がありますが、
そのためには、やはり営業の現場・技術の現場の情報・データは不可欠と
なります。
管理中心のマネジメントでは現場の情報(本当の情報)の収集が難しく、
将来への対応が手遅れになる恐れもあります。支援のマネジメントにより
現場の情報・データを収集し、それに基づいて検証を行い、仮説と検証結果
の誤差を常に調整・修正することが、ビジネスにおいて重要であると思います。
■PROナビ
業績向上の一番の要因はスタッフのモチベーション・やる気だと思います。
PROナビは、日常接することが少ないスタッフの存在感を登録された数行
の日報から感じることができます。また、スタッフに対して感情的な
マネジメントを行うのではなく、AIによるリスク診断や商談相手の本気度を
数値化するユーザエネルギー等の仕組みにより、お互いが客観的に
理解できるマネジメントを行うことで、少しでもモチベーション・やる気向上
の支援をしたいと思っています。
アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙