PROナビの進化【アスクラボメールマガジン】
私は、数年前にPROナビを導入していただいたあるお客様にて、定期的なサポートと研修を担当させていただいております。
そのお客様では、サービスが向上したとの評価をエンドユーザの方から頂いているようで、特に上位ランクのお客様の売上がアップしたとのことです。また、PROナビの定期的な改造のことを「PROナビの進化」と呼んで頂き、うれしさと共に身が引き締まる思いでいつも対応させて頂いております。
さて、この定期改造を行うにあたっては、改革を進めていく上で、今後どのようなデータが、どのような角度で見える事が必要なのか等、お客様と打ち合わせを行います。この段階でお話しを聞かせていただくのは、統括や部長といった管理者の方で、「営業改善のために、部署を今後どう動かしていかなければならないのか」を踏まえ色々なご意見を頂きます。
又、研修を行う際など、日々PROナビにデータを登録される営業の方々とお話しをさせて頂く機会もあり、「こんな機能が欲しい!」「ここがこうなれば便利なのに・・・」等、様々なご意見を頂きます。これらの現場の担当者のご意見は、改造の検討時に管理者の方に説明し、必要と思われる物や、営業を助けるアイディアの物は実現していきます。
ただ、採用されないご意見の中にも、便利だな、面白いなと思うアイディアはあります。しかし「営業改善のために部署をどうして行くのか」という大きな前提の中で、そぐわない物、現段階には相応しくない物等は除外されていきます。
この判断を間近で見せて頂く度に思うのは、管理者の方が、今まで培ってきた営業や、システム管理者としての経験から、「今後どうなって行くべきなのか」というビジョンを明確に持たれている為、今どこに立っていて、今後何が必要となってくるのかが判断可能であり、それを部下に自信を持って説明ができるのだ、ということです。
導入当初、現場の方から入力が面倒だと言う意見もあった機能でも、研修時に管理者の方がその必要性を熱心に説き、運用していくうちに、「入力したデータが入力した人を助ける」機能となっていく過程を見ると、私自身大変勉強になり、関わらせていただけることを幸せに思っています。
(アスクラボ株式会社 ソリューション技術部 大崎 敏子)