手帳で見る成長【アスクラボメールマガジン2016年1月12日号】
さて、私はいつも手帳を使っています。毎年12月には翌年の手帳を準備して、新年とともに新たな気持ちで新しい手帳もスタートします。そして、一年間使った手帳は捨てることなく保管をしています。私がビジネスの世界に入って40年以上が経ちますので、数えたことはないですが40冊以上の手帳を保管していることになります。手帳にはスケジュールはもちろんのことそれ以外にも、日常で気になったことや忘れたくないことなどを一口メモとして残しています。スランプに陥った時やマネジメントに迷った時、あるいは様々な節目となるタイミングで過去の手帳を開いてみることがあります。過去の手帳を読み返すことで、その時の自分より今の自分が成長しているのか、同じ位置にとどまっているのか、あるいは後退しているのかを客観的につかむことができるからです。
今年の仕事初めにも過去の手帳を開いてみました。30年程前の手帳では、自身の意見や考えを守る意識が強すぎる傾向が見て取れます。そして同じ頃、メールマガジンにもたびたび登場いただく師と仰ぐご住職に初めてお会いしたことを記載していました。ご住職との出会いのおかげで、自分にとってよい出来事・よくない出来事、そのどれもが自分の対応能力を向上させてくれる出来事であるから感謝すべきことであると考えることができるようになりました。
過去の手帳を比較して見ることで、少なからず自分の成長を客観的に見ることができます。そして、過去の手帳から今のビジネスへのヒントや経営への気付きもあります。これらは、私の手帳を通した個人のことですが、弊社ではPROナビ(※)で同様な効果を組織として得ることができています。全スタッフがPROナビに情報を登録することで、過去の情報と現在の情報を比較し、企業競争力が成長しているのか、とどまっているのか、後退しているのかを客観的に見ることが可能なのです。
今年も新しい手帳に「将来の自分」のために「今の自分」をメモしたいと思っています。
※PROナビ:弊社開発の組織営業力強化システム
アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙